カルピスはこのほど、「女子大生と父親の"ひなまつり"に関する意識と実態調査」の結果を発表した。同調査は2013年12月4日~5日にインターネット上で実施。国内に居住する大学2~4年生の女子930名と、国内に居住する大学2~4年生の娘を持つ父親309名から回答を得た。
ひなまつりのお祝い、女子大生の3人に1人が実施
同社では、1963年より“「カルピス」ひなまつりプレゼント”(希望のあった全国の幼稚園や保育所に「カルピス」と絵本を贈る社会貢献活動)を実施し、今年で50回の節目を迎える。同調査は、この社会貢献活動にちなみ、ひなまつりを前に実施されたもの。
「大学生になってからもひなまつりのお祝いをしているか」を尋ねたところ、35.6%が「している」と回答した。お祝いの実施率について以前同社が調査した小中高生の結果と比較してみたところ、小学生が71.8%、中学生が60.5%、高校生が45.8%、大学生が35.6%となり、成長するにつれて低下している様子が明らかになった。
しかし居住スタイル別に実施率を調べてみたところ、両親と同居している学生のうち半数近く(46.5%)がお祝いをしており、2012年12月に同社が調査した高校生のデータ(全員両親と同居のうち45.8%)をわずかながら上回っていることが分かった。
お祝いをしている女子大生は「人とコミュニケーションを取るのが好き」
ひなまつりのお祝いの実施状況と「コミュニケーション」の相関について分析したところ、お祝いをしている大学生の75.5%が「人とコミュニケーションをとるのが好き」と回答したのに対して、お祝いをしていない大学生は63.4%となり、お祝いをしているほうが12.1ポイント上回っていることが分かった。
父親の7割弱がひなまつりに参加
「父親の参加状況」について尋ねたところ、「参加している」の29.3%と「まあまあ参加している」の38.4%を合わせ、67.7%の父親がひなまつりに参加していた。また、父親の参加率について以前同社が調査した小中高生の結果と比較したところ、小学生が79.8%、中学生が73.8%、高校生が67.4%と成長するにつれて参加率が漸減していたが、大学生の父親の参加率は67.7%で、わずかながら増加していることが分かった。
父親の約4割は「ひなまつりが娘とのコミュニケーションに役立った」
父親に対し、「これまでのひなまつりが娘とのコミュニケーションに役立ったかどうか」を聞いたところ、「役立った」の12.0%と「どちらかといえば役立った」の29.8%を合わせた肯定派は41.8%となった。
また「娘とのコミュニケーションが一番とりにくかったのはいつか」を聞いたところ、「高校生」の22.7%と「中学生」の22.3%がツートップで、以下「現在(大学生)」15.2%、「小学生」2.9%、「幼稚園・保育園児」1.3%などの順だった。一方で「コミュニケーションがとりにくかった時はない」という人は34.6%もいた。
娘の約3分の2は「父親とのコミュニケーションは○」
「父親とコミュニケーションがとれているか」を聞いたところ、「とれている」の30.3%と「どちらかといえばとれている」の35.4%を合わせた65.7%が肯定的に回答した。また、ひなまつりのお祝いの実施状況と父親とのコミュニケーションの相関について調べたところ、お祝いをしている大学生の72.9%が肯定的だったのに対して、お祝いをしていない大学生は61.7%となり、お祝いをしているほうが11.2ポイント上回っていることが分かった。
7割強の娘は父親のことが好き。理想のお父さんは芸能人より「自分の父」
「父親のことを好きかどうか」聞いたところ、「好き」の41.3%と「どちらかといえば好き」の30.6%を合わせた71.9%が父親のことを好意的に思っていた。居住スタイル別に調べたところ、一人暮らしの学生(78.3%)の方が両親と同居している学生(65.6%)より12.7ポイント上回っていることが分かった。
また「理想のお父さん」は誰かを聞いたところ、なんと「自分の父親」が86人と断トツで、2位の「舘ひろし」31人と3位の「関根勤」24人を大きく引き離した。以下「阿部寛」「つるの剛士」が各19人、「福山雅治」18人、「西島秀俊」15人、「山口智充」14人、「竹野内豊」11人、「反町隆史」10人と続いた。また、100点満点で父親を評価したもらったところ、父親の自己評価が58.2点だったのに対し、娘の評価は71.0点と大幅に高くなった。
詳細は「カルピスのプレスリリース」で確認できる。