JR西日本はこのほど、2015年春の北陸新幹線金沢開業に合わせて実施する金沢駅リニューアル工事の概要を発表した。工事期間は来年3月まで。東口広場と西口広場を結ぶコンコースを、「金沢の新しいシンボルロード」と位置づけ、重点的に整備を行うという。
東口広場にある鼓門をイメージした門型の設備をコンコース全体に連続的に設置し、全体の統一感を演出。門型柱には案内サインや広告、パンフレット棚を設置し、情報発信機能を持たせる。伝統工芸品の活用などにより、石川らしさ・金沢らしさも表現。床面や照明設備の改修により、明るく快適な空間を創出するとのこと。
新幹線開業にともなう利用客増を見越して駅機能の向上も図る。現在はコンコースの中間付近にある「みどりの窓口」を改札口側に移設し、駅構内での移動をスムーズにさせるとともに、コンコースを拡幅。改札口付近には荷物預かり所やコインロッカーを設置する。在来線各ホームには、新幹線と在来線との乗継ぎ利用のために待合室を設置。おみやげ館入口前と改札内(中2階)のトイレの全面改装と段差解消も実施する。