日本年金機構では、同機構の職員を装った「なりすましメール」が発信されているとして、注意を呼びかけている。

このメールは、日本年金機構の偽サイトへ誘導するフィッシングメール。「自己年金制度」という架空の制度を案内する内容が書かれている。こうしたメールを受け取っても、本文内のリンク先には絶対にアクセスせず、添付ファイルも絶対に開いてはいけない。

日本年金機構が公開しているフィッシングメールの一例(日本年金機構のプレスリリースより)

また、「ESETセキュリティ製品」の国内代理店であるキヤノンITソリューションズでも、このフィッシングメールに関する情報を発信している。「ESET Smart Security 7.0」でフィッシング対策機能を有効にしていると、フィッシングサイトへアクセスしようとすると警告が表示される。同時に基本的な対応として以下を挙げているので、改めて警戒心を高めておいていただきたい。

・フィッシングの可能性がアルメールを無闇に開かない。
・フィッシングの可能性があるメールの添付ファイルを無闇に開かない。
・メール文中のリンク先URLがフィッシングサイトである可能性を考え、リンク先URLへ無闇にアクセスしない。
・フィッシングサイトにアカウント情報やクレジットカード情報などを入力しないように十分注意。