多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることもありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「人に気づかれずバッテリーを節約できる方法はないの?」という質問に答えます。

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スマートフォンの消費電力は、表示装置とCPU/GPU、通信機能が大半を占めます。そのうちのいずれかを節約できればバッテリーのもちは大幅に改善されます。しかし、液晶パネルの輝度を下げれば画面が暗くなり不便な場面が出てきます。CPU/GPUの負荷を上げないよう極力スマートフォンを使わないようにするのも、本末転倒です。表示装置とCPU/GPUの節約に気合いを入れれば入れるほど、傍目には"ケチなスマホ遣い"に映るかもしれません。

周囲に気取られないようバッテリーを節約するのならば、通信機能のシェイプアップがお勧めです。以下に挙げる方法は設定がかんたんなうえ効果的ですから、自分にあった節約術がないと嘆く前に試してみるといいでしょう。

  • データ通信をオフにする

スマートフォンといえど携帯電話ですから、音声通話がトップレベルの重要機能であることは確かです。そこで、しばらくは音声通話できればじゅうぶん、というときには「データ通信」をオフにしておきましょう。特に地下街やビルの中など電波の状態が芳しくなく場所にいる場合は、基地局に接続しようと頻繁に通信を試みるためにバッテリー消費量が増えます。

「データ通信」をオフにしていれば、インターネット接続が必須の機能 -- Webブラウズ、インターネットメール/MMSの送受信、プッシュ通知など -- は利用できなくなりますが、通信回数が激減するためバッテリー消費量を大幅に節約できます。インターネット接続は必要不可欠という場合には、外出時にWi-Fiをオフにするだけでも効果的です

メールやプッシュ通知は届かなくなりますが、データ通信をオフにするとバッテリーが減るペースは格段に低下します

  • アプリの自動更新をオフにする

メールアプリやSNSアプリ(TwitterやFacebookなど)は、定期的にインターネットへ接続してデータの更新がないかどうかをチェックします。その間隔を伸ばしたり自動更新機能をオフにしたりすれば、データ通信量の削減、ひいてはバッテリーの節約になります。データ通信そのものをオフにすることを避けたければ、こちらから試しましょう。

アプリの自動更新をオフにしておくだけでも、バッテリーの減るペースは落ち着きます

(記事提供: AndroWire編集部)