パナソニックは1月24日、2014年2月にロシア・ソチで開催される冬季五輪の会場や関連施設に、TOPスポンサーとして最先端のAV機器を納入したことを発表した。また、開会式を4Kフォーマットで撮影し、同社のオリジナル映像用制作素材として活用する。

2013年2月7日に行われたソチ五輪開幕まで1年の記念イベントで使用されたAV機器。これらも、今回発表された納入AV機器の一部となっている

パナソニックは、国際オリンピック委員会(IOC)と映像音響機器カテゴリーのTOPスポンサー契約を結んでいる。TOPスポンサーはThe Olympic Partnerの略。同社は1987年にTOPスポンサー制度が発足して以来25年以上にわたり、契約を続けている唯一の日本企業となっている。今回のAV機器の大量納入も、TOPスポンサー契約の一環として行われたものだ。

競技会場や関連施設に納入されたAV機器は、LED大型映像表示装置が1,727平方メートル、プロ用音響システムが16会場分、テレビモニターが4,993台、セキュリティカメラシステムが6,903台、プロジェクターが207台、P2HDカメラが114台、P2HDレコーダーが100台、HDコミュニケーションユニットが100台などとなっている。

LED大型映像表示装置の1,727平方メートルというサイズは、冬季大会としては過去最大。西武ドームのスコアボード約5枚分の面積となる。セキュリティカメラの納入台数6,903台は、夏季・冬季を通じて過去最大となる。