東芝は1月31日12時より、神奈川県・川崎ラゾーナ地区に「東芝未来科学館」をオープンする。産業遺産の保存/展示、同社ブランドの発信拠点、地域社会との文化交流拠点として、過去/現在/未来にわたり人々の周りにある科学、技術をわかりやすく展示し、年間30万人の来場者を目指すとしている。

新しくオープンする東芝未来科学館は、1961年から2013年9月まで川崎市幸区小向で開館していた東芝科学館をリニューアルしたもので、東芝のスマートコミュニティセンター内に設けられる。ウェルカムゾーン、ヒストリーゾーン、フューチャーゾーン、サイエンスゾーンで構成され、概要は以下の通り。

ヒストリーゾーン

フューチャーゾーン

■ウェルカムゾーン
東芝が目指す近未来や快適な暮らしについて、縦約2.3m横約9mの大画面スクリーンで紹介。

■ヒストリーゾーン
東芝の創業者である田中久重、藤岡市助がそれぞれ生み出した、万年自鳴鐘のレプリカ(国の重要文化財、機械遺産にも指定)や、日本初の白熱電球などを展示。また、東芝の歴史、電気冷蔵庫、可変速揚水発電システムなど、日本初・世界初の製品や技術も展示。

■フューチャーゾーン
「エネルギーの未来へ」、「まちの未来へ」、「ビルの未来へ」、「家の未来へ」、「ヘルスケアの未来へ」、「じょうほうの未来へ」という6つのテーマごとに、人々の暮らしを支える東芝の事業と技術、製品を紹介。

■サイエンスゾーン
「科学の原理」と「要素技術」を中心に、科学実験イベントやサイエンスショーを通して楽しく分かりやすく学べる体験展示。超電導のしくみや50万ボルトの静電気発生装置など5種類の実験コーナーを通じて、様々な先端技術に触れることができる。

これらの常設展示に加えて、期間を定めた企画展示も行う。予定されているオープニング企画展示では、「スマートコミュニティ 東芝×かわさき」と題して、川崎市と東芝が取り組むスマートコミュニティの紹介、川崎市を舞台にしたWEBアニメ「ダブルサークル」、エネルギーや交通などのソリューションに見立てた書を使って街を快適にしていく「スマートシティ」、忍者のポーズを真似ると水遁の術/火遁の術などが画面上に表示される「スマート忍者」などの展示を通して、東芝のスマートコミュニティ事業を紹介する。

東芝未来科学館の概要

■住所
神奈川県川崎市幸区堀川町72-34
スマートコミュニティセンター内2階

■開館時間および休館日
【開館時間】
・火~金 : 10:00~18:00
・土/日/祝 : 10:00~19:00
(1月31日は12時から開館)
【休館日】
月曜および東芝未来科学館の定める日

■入館料
無料

■見学予約
・少人数での予約は不要
・団体による見学予約は、2014年4月/5月分については2月1日(土)から受付開始
(それ以降は3カ月前の月初めから受付)