京浜急行電鉄は27日から、飲料水備蓄啓発メッセージを施したラッピング電車を運行する。京急線利用者に飲料水備蓄の大切さをアピールするのが目的で、同社が横浜市水道局に提案して実現したという。
ラッピング電車には2100形1編成を使用。「災害に備えて飲料水ひとり最低3日分9リットル備蓄!」と描かれた大小3種類のシール計82枚を車体に掲示し、車内には7種類のポスター計490枚を掲出。3月29日までの2カ月間、京急線泉岳寺~三崎口間を1日3~4往復する予定。さらに、2月18日から3月16日まで、京急電鉄全車両(約800両)の窓上広告2枠を無償で水道局に提供し、通常の2倍サイズのポスター約800枚を掲出するという。
ラッピング電車の運行に合わせ、横浜市水道局の5年保存備蓄飲料水「横浜水缶」の"京急コラボ缶"も、8,000箱限定で製造。京急電鉄と水道局のキャラクターが減災を呼びかけるラベルデザインで、1箱(24缶)1,200円で販売するほか、約1万本を無料配布する。配布は1月27~29日と3月10~12日の計6日間、京急上大岡駅にて各日10時から開始。各回とも1,700本に達した時点で終了とする。