昼過ぎに掲載した、iPhone 5のバッテリーが残っているのに強制的に電源が落ちる件ですが、新たな事実が判明しました。なんと、この症状はiOS 7のバグだったというのです。
この症状のためにApple Storeへ駆け込み、バッテリーの劣化だと診断され、有償による交換という結末に至ったという話をしたばかりなのですが、今日の今日でこの展開。それって、もしかしてウチの子、OSアップデートで改善するはずだったんじゃ……。
7,800円払った私の立場は?
言われてみればおかしいと思ったんだよ
話の発端は、本日昼に某Web媒体で見たニュース。
- バッテリー残量30%でiOS 7端末がクラッシュするバグをAppleが修正予定
タイトルだけでコーヒー吹くところでした。ソースとされるMashableの記事を確認すると、こんなコメントが。
"We have a fix in an upcoming software update for a bug that can occasionally cause a home screen crash," Apple spokesperson Trudy Muller told Mashable. (Appleスポークスマン Trudy MullerがMashableに伝えたところによると、"今度のソフトウェアアップデートで、時々ホームスクリーンがクラッシュする原因となるバグをフィクスする")
本当なのでしょうか。先日修理をお願いしたApple Storeに問い合わせてみました。
担当の方によると、こうしたバグの存在は現時点で把握していないとのこと。日々勉強会を行って最新の情報を持っているジーニアスでも、修理の時点でバグという認識はなかったわけです。
また、バッテリーの交換については、サポート用のツールでパフォーマンスを計り、一定基準以下でなければ交換対象にならないという規定があります。今回のケースでは、私の端末のバッテリーが劣化していたことは間違いないようです。
修理において誤った対応はなかったわけで、これでもし後日OSのバグだったことが明らかになったとしても、払ったお金はあきらめるしかなさそうです。
人柱が体験を踏まえて個人的におススメ対策を提案
実際に、問題だったクラッシュ現象はバッテリー交換以降起きなくなりました。ある程度の劣化がクラッシュ発生条件のひとつである可能性も、ゼロではないのかもしれません。使用中のiPhoneが保証期間内なら、iOSのアップデートを待たずにバッテリー交換してしまうのが良いでしょう。
保証期間が過ぎている場合は、バグ解消に賭けてみるのも選択肢のひとつ。次のアップデート、iOS 7.1は、3月のリリースが予想されています。現時点で、この現象が解消されるというアップル公式のアナウンスはありませんが、これでダメだったなら、どのみち実費で修理するまでです。それまでモバイル充電器を持ち歩いてしのいでみせる、という皆さんを全力で応援します!
(提供:iPad iPhone Wire) |