富士フイルムは1月23日、コンパクトデジタルカメラ「FinePix XP70」を発表した。発売は2月22日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は20,000円前後。

「FinePix XP70」

防水、耐衝撃、耐寒、防塵の4つのタフネス性能を備えるコンパクトデジカメ。防水性能は防水・防塵規格のIP68に準拠しており、水深10mでの使用が可能。耐衝撃性能は1.5mからの落下に、耐寒性能はマイナス10度までの低温にそれぞれ耐えられるようになっている。

タフネス性能と相まって、アウトドアユースに考慮された設計となっており、スキー用グローブをしていても操作しやすいようボタンが大きくデザインされている。また、屋外でも視認しやすいようモニターは低反射の高輝度液晶を採用。強い日差しの下でも確認しやすい。

Wi-Fi(無線LAN)接続機能も搭載。撮影した画像をスマートフォンやタブレット端末にワイヤレスで送信できるので、屋外でもメモリーカードスロットを開閉せずに撮影データのやり取りを行える。スマートフォンへの送信には専用アプリ「FUJIFILM Camera Application」のインストールが必要だ。

スキーやスノーボードの一人称動画の撮影に最適な「アクションカメラモード」も備えられており、焦点距離を28mm(35mmフィルム換算時)に固定してワイドな画角で撮影できる。同モードに最適な「アクションカメラレンズ」(別売)も用意されており、同レンズ装着時は焦点距離18mm(同)での迫力ある動画を撮ることが可能。

主な仕様は、撮像素子が有効1,640万画素の1/2.3型CMOSセンサー、レンズの焦点距離が28~140mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF3.9~F4.9、対応感度がISO100~ISO6400(ISO6400選択時は記録画素数に制限あり)となっている。背面のモニターは約46万ドット・2.7型の液晶方式。

利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードおよび内蔵メモリ(約99MB)で、動画の最大記録画素数はフルHD(1,920×1,080ドット)/60i。

バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影枚数は約210枚。本体サイズはW104.1×D25.9×H66.5mm、重量は本体のみで約162g、付属電池とSDカードを装着した状態で約179gとなっている。

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