富士フイルムは1月23日、レンズ一体型デジタルカメラ「FinePix S8600」を発表した。発売は2月22日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は28,000円前後。

「FinePix S8600」

光学36倍ズームレンズを搭載しながら、ボディの奥行きを約65mmに抑えた高倍率ズームデジカメ。従来モデル「FinePix S4800」と比べて30%以上の薄型化が実現され、より持ち運びやすくなった。レンズは新開発のフジノン光学式36倍ズームレンズで、3段階の沈胴式となっている。望遠時に発生しやすい手ブレ対策としては、光学式(レンズシフト式)の手ブレ補正機構を搭載。

エントリーユーザー向けに、「人物」「風景」「夜景」「マクロ」「夜景&人物」「逆光&人物」から最適な撮影条件をカメラが自動で設定する「SRオート」、アーティスティックな効果を適用した写真を手軽に撮れる「アドバンストフィルター」機能を搭載。アドバンストフィルターで利用できるのは、「トイカメラ」「ミニチュア」「ポップカラー」「クロススクリーン」「ハイキー」「ローキー」「ダイナミックトーン」「ソフトフォーカス」、「魚眼」、「パートカラー」の10種類。

主な仕様は、撮像素子が有効1,600万画素の1/2.3型CCD、レンズの焦点距離が25~900mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF2.9~F6.9、対応感度がISO100~ISO12800(ISO3200、ISO6400選択時は記録画素数に制限あり)となっている。背面のモニターは約46万ドット・3型の液晶方式。

利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードで、動画の最大記録画素数は1,280×720ドット/30p。

バッテリーは単3形電池×3本で、アルカリ乾電池使用時のCIPA準拠の撮影枚数は約250枚。本体サイズはW121.3×D64.6×H80.8mm、重量は本体のみで約380g、付属電池とSDカードを装着した状態で約450gとなっている。

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