米AMDは23日、サーバ向けプロセッサ「Opteron 6300」シリーズの新モデルとして、TDPが99Wで16コアの「Opteron 6370P」と12コアの「Opteron 6338P」を発表した。本日よりシステムインテグレータを通じて提供を開始する。Sugonサーバ向けプロセッサの価格は377米ドルから、Supermicroサーバ向けプロセッサの価格は598米ドルから

CPUコアにPiledriverコアを採用した製品で、従来のソケット「Opteron 6300」シリーズのソケットおよびソフトウェアとの完全な互換性を備えている。また、消費電力およびコスト効率は、同社のオープン・コンピュート・プラットフォーム「AMD Open 3.0」に最適化されたものになっており、データ解析やxSQL、データベース処理などで、1ワット当たりおよび、1米ドル当たりのパフォーマンスが向上したという。

動作周波数は、「Opteron 6370P」が2.0GHz(Turbo CORE時2.5GHz)、「Opteron 6338P」が2.3GHz(Turbo CORE時2.8GHz)となっている。このほかの仕様は以下の通り。

Model Number Cores Base Frequency Max AMD Turbo CORE frequency TDP Memory support
AMD Opteron 6370P 16 2.0GHz 2.5GHz 99W Quad channel U/RDDR3 up to DDR3-1600:ULV and LRDIMM support
AMD Opteron 6338P 12 2.3GHz 2.8GHz 99W Quad channel U/RDDR3 up to DDR3-1600:ULV and LRDIMM support