正しい野菜摂取量を知らない主婦が多数派

カゴメはこのほど、「家族の食生活と冬の野菜摂取に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2013年11月28日~12月4日にインターネット上で実施。全国の主婦4,700名から回答を得た。

野菜不足の主婦は約6割

「1日に必要な野菜摂取量」はどれくらいだと思うかを聞いたところ、正しい回答である「350g以上~400g未満」と回答した主婦は24.5%にとどまり、主婦の4分の3は、1日に必要な野菜摂取量を正しく認識していない実態が明らかになった。

1日に必要な野菜摂取量を摂れていない主婦が多い

また「その1日に必要な野菜摂取量を実際に摂取できているか」を聞いたところ、「いつも摂取できている」(3.9%)、「だいたい摂取できている」(33.1%)を合わせた「摂取できている」層は37%。一方、「あまり摂取できていない」(52.5%)、「ほとんど摂取できていない」(10.5%)を合わせた「摂取できていない」層は63%となり、野菜摂取量不足の主婦が多いことがわかった。

野菜ジュースで手軽に摂るという主婦も多い

「野菜不足を解決するために、野菜不足と感じる時、どのように野菜を補っているか」を聞いたところ、「野菜を多く使って料理を作る」が59.8%と半数を超え、次いで「野菜ジュースを飲む」が21.6%となった。

野菜に「食物繊維」を求める人が多い

また、主婦が野菜を食べる時「どのような栄養を求めているか」を聞いたところ、最も多かった回答は「食物繊維」の51.0%。次いで「ビタミンC」の14.7%、「β-カロテン」の13.4%となった。

食物繊維を摂るために食べる野菜は「ごぼう」

さらに、「食物繊維」と答えた2,397名に「主にどんな野菜で摂取しているか」を聞いたところ、「ごぼう」(30.2%)、「キャベツ」(24.9%)、「レタス」(12.6%)などがあがった。

野菜たっぷりの鍋でも、緑黄色野菜摂取は少ない

冬の野菜摂取方法はやはり「鍋」が多い

「冬にどのように野菜摂取をしているか」を聞いたところ、1位は冬の定番である「鍋」の88.3%。次いで「スープ・汁物」(68.7%)、「カレー・シチュー」(64.3%)と、上位を汁物が独占する形になった。

冬に食べたいと思う野菜は、「白菜」(83.0%)が1位。次いで「だいこん」(72.2%)となり、野菜摂取方法で1位となった「鍋」でよく使われる具材が上位に選ばれた。しかしながら、「鍋」で使われる具材は、季節がら淡色野菜が多くなり、緑黄色野菜の摂取はなかなかできない。「鍋」で野菜摂取をしているという4,152名のうち、1日に必要な野菜摂取量を「摂取できていない」層は63%と、6割以上が野菜不足となっていた。

調査の詳細は「カゴメ特設サイト 愛菜の日」で確認できる。