静岡県浜松市は17日、同市のマスコットキャラクター"出世大名家康くん"改め“出家大名家康くん"が、数々の出家修行を終えて、再び"出世大名家康くん"へと改名したことを発表した。
「金の太刀」を授かり、"出世大名"として復活した家康くん
家康くんは、昨年12月18日の「出家の儀 断髪式」において、"出世大名"から"出家大名"へと改名。落とした"うなぎのちょんまげ"を復活させるべく出家修行に励んできた。浜松市のPR活動を行う傍らで、養鰻場での選別作業やうなぎ料理店の見習い修行、犀ヶ崖資料館では座禅や書をはじめ、数多くの出家修行を行い、浜名湖畔に立つ「うなぎ観音」へのお参りも行った。
1月15日、復活を願う全国の人々からの応援の結晶か、あるいは日々の修行の成果が実ってか、うなぎ観音から「冬の土用の丑の日(1月18日)を控える1月17日に、再び出世大名として浜松市およびうなぎのPRに邁進すべし。あわせて、その日に復活の証として『金の太刀』を授けよう」とのお告げがあり、再び"出世大名"へと復活。新しく「うなぎのちょんまげ」が生え替わり、17日、うなぎ観音より黄金色うなぎの刀「金の太刀」を授かった。
これにより、"出世大名"として復活した家康くんは、ますます浜松市のPR活動に邁進していく心意気だという。また、うなぎ観音より授かった「金の太刀」は、1月20日から浜松市役所本館1階ロビーで展示している。
なお、1月17日には「家康くん『復活の儀』」の開催を予定していたが、浜松市内小学校で相次いだ児童の嘔吐・下痢症状などによる欠席者が900人を超える事態を受け、急遽中止となった。家康くんは、「現在、体調を崩されているお子さまが多数いらっしゃる。苦しんでおられるお子さまのことを考えると、とても『復活の儀』に臨む気になれず、ご辞退申し上げた。本当に本当に、お子さまたちの一刻も早い回復をお祈りしております」とコメントしている。
家康くんの活躍は引き続き、公式サイト「出世大名家康くん 天下統一への道」にて確認できる。