ソニーは1月22日、Eマウントのレンズ交換式デジタルカメラ「α5000」を発表した。発売は2月7日で、価格はオープンとなっている。

パッケージは本体のみのものと、交換レンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」が付属する「パワーズームレンズキット」、それに加えて「E 55-210mm F4.5-6.3 OSS」が付属する「ダブルズームレンズキット」の3パッケージがラインナップされる。推定市場価格はズームレンズキットが52,800円前後、ダブルズームレンズキットが77,800円前後。

「α5000」

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上面には電動ズーム用レバーを備える

スマートフォンやタブレット端末との連携が重視されており、Wi-Fi(無線LAN)接続で撮影した写真をスマートフォンなどへワイヤレスで転送できる。NFC(近距離無線通信)機能にも対応しており、対応スマートフォンとワンタッチで接続設定を行える。また、「PlayMemories Camera Apps」でアプリを購入しての機能追加も可能だ。

エントリーユーザー向けの機能として電動ズームレンズ用ズームレバー、内蔵ストロボが搭載されるなど、レンズ一体型のコンパクトデジカメと同じような感覚で使用できる点も特徴。背面モニターは上方向へ180度のチルトが可能となっており、SNSへの投稿用写真を撮る際などに"自分撮り"を行いやすい。

液晶モニターはタッチパネル式で、上方へ180度反転可能。有効16.1画素のセンサーはBIONZイメージプロセッサとの組み合わせにより、ISO25600で薄暗い室内の撮影を行なっているときでさえ低ノイズの撮影を可能にする。

上方へ180度反転可能なチルト液晶モニターを搭載し、"自分撮り"に便利

主な仕様は次の通り。撮像素子は有効約2,010万画素・APS-Cサイズ(23.2×15.4mm)の"Exmor" APS HD CMOSセンサーで、マウントはソニーEマウント、対応感度はISO100~ISO16000、連写速度は3.5コマ/秒となっている。

背面モニターは3型ワイド・約46万ドットの液晶方式、記録メディアはメモリースティック PRO デュオ/PRO-HG デュオ/XC-HG デュオ、SD/SDHC/SDXCメモリーカードが利用可能。記録形式は静止画がJPEG、RAW、動画がAVCHDおよびMP4だ。付属バッテリーでの撮影可能枚数は約420枚(CIPA準拠)。本体サイズは約W109.6×D35.7×H62.8mm(突起部含まず)、本体のみの重量は約210gとなっている。