世界文化社は1月18日、元体操選手の田中理恵さんと瀬尾京子さんによるトークショーをイオンレイクタウンmori(埼玉県越谷市)にて開催。体操選手のトレーニングから生まれたエクササイズがトークテーマとのことで、おなか周りが気になりだした記者は意気込んで参加した。詳細をレポートする。
体操選手のトレーニングから考案
同イベントは、2人の共著「美ライン ストレッチ&エクササイズ」出版を記念したもの。田中さんと田中さんのコーチにあたる瀬尾さんによる同書は、「体操選手のトレーニングから生まれた簡単エクササイズ」をまとめており、しなやかで美しい体のライン作りに役立ちそうなトレーニングがイラスト付きでわかりやすく紹介されている。
瀬尾さんは「体幹や腕など、パーツごとで皆さんが気になっている部分がより美しく動かせるようになっている」と話し、同書でモデルを務めた田中さんは「私たちが日ごろやっているトレーニングを少し簡単にして、今回紹介させていただきました。気軽な感じでやっていただければ」と話した。
実際に、会場では田中選手が実技を披露し、瀬尾さんが解説をしてくれた。
まずは、きれいな立ち姿や美しい歩き方につながる股関節のエクササイズだ。手を後ろにつき、ひざを立てて肩幅より少し広めに脚を開く。そこから、左右の脚をゆっくりと内側へ倒すという。「自分の中での3秒間くらい」(瀬尾さん)で、ゆっくりと脚を倒すことが大切だという。
次は肩こり解消の期待ができるという背中のエクササイズだ。まずは手とひざを床に着けた状態になる。このとき手は肩幅に開き、背中が真っすぐになるように意識するのがポイント。その姿勢から、息を吐きながら背中をそらせるようにして、おなかを落とす。最後に息を吸いながら背中を丸くし、落としたおなかを上へと引き上げる。
目指せ、「腕だけ細マッチョ?」
座った状態でもできるエクササイズも紹介されたので、記者も実践してみた。
まずは足首を使ったエクササイズ。背筋を伸ばしたまま、いすに浅く腰かけた状態で、ふくらはぎの伸びを意識しながらつま先を片足ずつ交互に上げるだけ。「全身の血行がよくなってきて、いろんな所にいい効果があります」(瀬尾さん)とのことで、冷えとりにもつながるという。いざ試してみると、なんだか心なしか足先がポカポカしてきたような……。これなら仕事中にも簡単にできるし、今の季節にピッタリだな。
もう一つの座ったままできるエクササイズとして、二の腕のたるみ対策をレクチャーしてもらった。片方の腕は真っすぐ下に下ろしたまま、もう片方の腕を体の横で肩の位置まで上げる。手の平を上に向けた状態で、手首だけでなく腕全体を回して手の平をクルリと一回転させる。たったこれだけだ。こちらもさっそくトライ。むむっ。回転させるたびに腕の筋が張っているのがわかる。これを続ければ、二の腕だけ「細マッチョ」になれるかも?
メタボ対策にもお勧め
同書には、若い女性を意識したエクササイズが多数紹介されているが、腹筋を引き締めたり、太もも、ふくらはぎを引き締めたりできるエクササイズなども掲載されている。そのため、記者のようなぷっくりメタボのアラサー男性でもうまく活用でき、「これはいいじゃないか!」と思ったものの、毎日の仕事で時間もないし、うまくできるのだろうか……。
「最初はうまくいかなくてもいいです。毎日続けることが一番大事なので、あせることなく無理せずにスタートしていただければ」(田中さん)。
そうですよね! よし、いっちょ頑張って4月までには「全身細マッチョ」を目指すぞ!