三菱自動車は21日、マレーシアでコンパクトSUV 「ASX」(日本名 : RVR)の現地生産を開始を開始したと発表した。ASXは、マレーシアにおける車両組立委託先であるTan Chong Motor Assemblies Sdn. Bhd.で生産され、同国の総販売代理店Mitsubishi Motors Malaysia Sdn. Bhd.(以下、MMM)の販売網を通じて2014年2月から販売される予定。
マレーシアにおける三菱ブランドは、2005年のMMM創設以降から発展を遂げており、同社初となる今回の現地生産は、マレーシア市場での更なる成長に向けた次なる一歩として位置づけているとのこと。三菱自動車は、2013年11月に公表した2016年度までの中期経営計画「ニューステージ 2016」において、その事業戦略の柱の一つとして「アセアン地域の生産体制強化」を掲げており、マレーシアにおけるASXの現地生産・販売はその一環となる。同社は、マレーシア市場での三菱自動車ブランドの確立・向上に向け、将来的な現地生産車種の追加を含めたラインナップの充実を図りながら、事業強化に取り組んでいくとしている。