本田技研工業は21日、大型スーパースポーツモデル「CBR1000RR」のエンジンと車体各部の仕様変更を実施するとともに、一人乗り専用設計の「CBR1000RR SP」をタイプ追加して2月14日に発売すると発表した。なお、ロードレース専用車の「CBR1000RR レースベース車」2014年モデルと「CBR600RR レースベース車」も、受注期間限定で2月14日に発売する。
CBR1000RRの仕様変更では、エンジンの吸・排気ポートの形状を変更することで、従来モデルに比べて4kW高い91kWの最高出力を実現。また、新形状のウインドスクリーンを採用することで空力性能を高めるなど、各部の熟成を図ったとのこと。電子制御式「コンバインドABS」を搭載したABS仕様車もタイプ設定している。カラーバリエーションは、新色「パールグレアホワイト」のほか、継続色「グラファイトブラック」「ロスホワイト」の3種類を設定。価格は、CBR1000RRが142万8,000円~145万9,500円、CBR1000RR<ABS>が159万6,000円~162万7,500円。
CBR1000RR SPは、スポーツライディングの楽しみをより追求したという一人乗り専用設計モデル。車体の軽量化をはじめ、前・後サスペンションにオーリンズ製を、フロントブレーキキャリパーにはブレンボ製を採用。車体の挙動をより感じられる専用シートや軽量化したシートレールなど、各部を特別な仕様とし、電子制御式コンバインドABSを標準装備している。カラーバリエーションは「ロスホワイト」のみで、価格は197万4,000円。
CBR1000RR レースベース車2014年モデルと、CBR600RR レースベース車は、全日本ロードレース選手権や地方選手権への出場などの幅広いニーズに対応したサーキット走行専用車。両モデル共に、受注期間は1月21日から3月10日までで、価格は、CBR1000RR レースベース車が120万7,500円、CBR600RR レースベース車が96万8,100円。