1月25日より全国公開される特撮映画『ヌイグルマーZ』の試写会が20日、東京・スペースFS汐留で開催され、中川翔子、青木美沙子、AKIRAが登壇した。

左からAKIRA、中川翔子、青木美沙子

今回の試写会は、観客もロリータ衣装に身を包んで参加いる「ロリータ集合! 試写会」として行われ、ゲストとしてロリータファッション界を代表するモデル・青木美沙子が甘ロリ服で、ファッション誌『KERA』などで活躍するモデル・AKIRAが男装姿で登場し、主演の中川と共にトークを行った。

作中で夢子が着る特注のロリータ服で登場した中川は、会場を埋め尽くすロリータ服の観客に「女の子いっぱい夢いっぱい愛いっぱい!」と大興奮。「甘ロリの女の子たちと一緒にこの映画を見たい妄想がマジで現実になってしまいました。まさかLV.28(28歳)になって特撮に主演できるなんて、口から魂が出そうです!」とものすごいテンションで、大好きな特撮とロリータ服について捲し立てていった。

中川は10年前から青木美沙子が登場する雑誌を読んでいたそうで、ロリータ服での共演に大興奮。青木が「私は全然動けないんですけど、ロリータ服で動いたりアクションしたりは大変じゃないですか?」と率直な疑問をぶつけると、中川は「そうなんです、重いし、動いた後3秒ぐらいしてから衣装がついてきたり。でも青木さんが仰っていた"ロリータ服は戦闘服"という言葉に励まされてがんばりました」と、青木へのリスペクトを語った。

そして中川は、男装姿のAKIRAと隣に座ったことでも「AKIRA様と隣に座れるなんて……!」と感激の様子。AKIRAが中川の男装シーンを「すごくよかったです。もっといろんな衣装を見てみたかったですね」と褒めると、「ずっとAKIRAさんを見ていたい……!」とうっとり。試写会後には「AKIRAさんはなんて美しいんだろう、中性的で、目をのぞきこまれた時は結婚して! と思いました」と、AKIRAが理想の男性と告白し、自身の理想の男性像については「AKIRAさんみたいな男性は高望みしすぎだと思うので、猫が好きで、古傷があって、ゲームが強かったらいいです!」と語っていた。

中川は作品の今後については「ヌイグルマーが巨大化したり、私もゾンビになったり、ダークヌイグルマーが出てきたり、妄想は広がるばかりです!」と続編を熱望。今週末の公開については「うれしすぎて脳内エンドルフィンと貪欲汁が止まりません!」と興奮のあまり叫んでいた。試写会後の取材で中川は、子供のころに自作したというピンクのヌンチャクを持って登場。憧れのブルースリーから学んだヌンチャクさばきで取材陣を驚かせていた。

『ヌイグルマーZ』は、大槻ケンヂ率いるロックバンド・特撮の楽曲「戦え! ヌイグルマー」から生まれた小説「縫製人間ヌイグルマー」が原作。『デッド寿司』(2013年)や『電人ザボーガー』(2011年)で井口昇監督がシナリオを執筆し、映画初主演の中川を主演に迎えて劇場映画化した作品となる。中川演じるロリータファッションの少女・夢子は、生命を宿したテディベアのブースケと合体。「ヌイグルマー」として、109体のゾンビたちや、さまざまな強敵と激闘を繰り広げる物語が描かれる。