グランビスタ ホテル&リゾートが運営する鴨川シーワールドは3月1日、トロピカルアイランド内「イベントプラザ」と、日本で唯一シャチを見ながら食事ができるレストラン「オーシャン」を全面改装し、リニューアルオープンする。
最先端の3D・CG映像を用いた参加型イベントコーナーを常設
「イベントプラザ」は2000年にトロピカルアイランドがオープンして以来、生きたサンゴと生活を共にする生物たちを展示し、サンゴ礁保全の重要性を伝えてきた。
リニューアル後の展示施設「コーラルライフ~サンゴ礁の生命(いのち)たち~」は、6本の円柱水槽を用いて色とりどりのサンゴ礁やクマノミ類などの生物展示を通してサンゴ礁の多様性を紹介し、その保全の重要性を訴える。同時に、最先端の3D・CG映像を用いた参加型イベントコーナーの常設によって、サンゴ礁の多様な生態系についてより深く、楽しく学べる施設に生まれ変わるという。
利用者が専用のタブレット端末に描いた魚が、幅8メートルの大型スクリーンに映し出され、3D・CGの海の世界で泳ぎ出し、種類によって異なる生活場所や行動の特性を再現。リアルな海の生態系を、デジタルの世界で忠実に再現する今回の試みは、国内の水族館や動物園では初めての取り組みとなり、小さな子供から大人まで興味を持って観察ができ、より深い学習効果が期待されている。
洞窟をイメージした空間で食事を楽しめる「the CAVE」
日本で唯一シャチが見えるレストラン「オーシャン」は、店内を趣の違う3つのゾーンに分けてリニューアルし、フードコートと本格的レストランの2つのサービスを提供する。なかでもフルサービスのダイニングゾーン「the CAVE(ケイブ)」は、洞窟をイメージした落ち着いた空間の中で食事を楽しめる。
そのほか、水中をイメージしシャチを見ながら食事ができるスペシャルゾーン「UNDERWATER(アンダーウォーター)」や、砂浜をイメージしたリラックスゾーン「BEACH(ビーチ)」とともに、利用者ニーズに合わせて利用可能となる。
また、一昨年同社グループホテル「札幌パークホテル」から着任した総料理長・吉田郁雄氏による房総ならではの食材を中心としたオリジナルメニューを用意。国内の水族館に類を見ない「味」と「雰囲気」を兼ね備えた新しい「オーシャンスタイル」を楽しめるという。
所在地は、千葉県鴨川市東町1464-18。開園時間は、9時~17時(冬期の一部期間は16時閉園)。休館日は不定休。入園料は、大人2,800円、小人(4歳~中学生)1,400円、学生(高校・大学・専門学校生)2,100円、65歳以上1,960円。