グローバル・マーケティング・リサーチ会社のイプソスはこのほど、日本を含む世界23か国で毎月実施しているGlobal@dvisor調査を基に、2014年の見通しについての調査結果を発表した。
同調査は 2013年12月4日~18日、オンライン調査にて、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、イギリス、ハンガリー、インド、インドネシア、イタリア、日本、メキシコ、ポーランド、ロシア、南アフリカ、韓国、スペイン、スウェーデン、トルコ、米国の23か国を対象に実施。対象者は、カナダおよび米国では18歳~64歳、その他 各国では16歳~64歳の対象者18,153人が回答した。
今後への期待、8割近くが2014年はより良い年になると回答
調査対象者の76%は、「2014年は2013年よりも良い年になりそうだ」と回答した。楽観的な見方をしいる国々はインドネシア(91%)、フランス(90%)、ブラジル(89%)、インド(88%)、アルゼンチン(86%)であった。
日本の結果を見ると、半数以上(53%)が「良くなる」に同意した。他の対象国と比較すると低い数字となった(23か国中「同意する」%は下から2番目)。男女別では、男性は50%が同意したのに対し、女性は57%で、女性の方が楽観視している様子が見て取れる。
世界経済については、2014年は2013年よりも強くなると回答したのは53%にとどまったものの、前年の調査結果よりも4ポイント上昇した。世界経済への期待が大きい国々は、インド(82%、前年対比+4ポイント)、中国(74%、+6ポイント)、インドネシア(72%、-5ポイント)、ブラジル(65%、-13ポイント)だった。日本では半数近くの47%が世界経済はより強くなると回答し、前年調査と比較し9ポイント上昇という結果だった。
新年の決意は、大半の国で行っている
「一年の計は元旦にあり」と言うように、日本では年が改まると新年の目標を立てたり、決意をしたりすることが多い。それは世界でも同様で、23か国で77% の対象者が「今年は自分やほかの人のために何か特別なことをするなどの新年の決意をする」と回答。インドネシア(92%)、アルゼンチン(91%)、トルコ(91%)、ブラジル(90%)、南アフリカ(90%)がもっとも多い国々だった。日本は昨年よりも8ポイント低い68%が、新年の決意をすると回答した。