パネルメーカー大手の台湾AU Optronics (AUO)は1月15日(現地時間)、6インチサイズのWQHD (2560×1440)液晶パネルの製造を開始したと発表した。現在、5インチクラス以上のハイエンドスマートフォンはフルHD (1920×1080)からWQHDへのシフトが進みつつあり、間もなく発表されると噂されるソニーやSamsungの次世代フラッグシップ製品ではWQHD採用がポイントの1つとなっている。

今回AUOがリリースする6インチのWQHD液晶パネルはAHVA (Advanced Hyper-Viewing Angle)技術ならびに、低温ポリシリコン(LTPS)の製造手法を採用する。ppiは500に達し、現状でフルHDサイズのスマートフォンの400ppi、iPhone 5/5sの340ppiを大幅に上回る。またベゼルの厚みが0.9ミリメートル以下となっており、表示域が広い点も特徴となる。

なお、パネル製造ではライバルにあたる韓国LG Displayは昨年2013年8月に5.5インチサイズのWQHD液晶パネルを発表しており、パネルメーカー各社もWQHDクラス製品の準備を着々と進めている。今年後半はこれらパネルを採用したスマートフォンが市場に溢れることになるだろう。

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