フォステクスは1月20日、真空管ポータブルヘッドホンアンプ「HP-V1」を発表した。発売は2月上旬で、標準価格は52,000円(税抜き)。

「HP-V1」

HP-V1は、増幅部の前段に真空管(6N16B-Q)、後段にオペアンプを使用したヘッドホンアンプ。カップリングコンデンサーには、スピーカーシステムのネットワークにも使用されている、同社のオリジナル大型フィルムコンデンサーと電解コンデンサーを採用している。

入力インタフェースは3.5mmステレオミニジャックで、本体の前面と背面に1基ずつ装備する。出力は3.5mmステレオミニジャック。最大出力は200mW(32Ω負荷時)で、適合負荷インピーダンスは16Ω以上。Hi/Joのゲイン切り替えスイッチを装備しており、広い範囲のヘッドホンに対応可能だ。周波数特性は20Hzk~100kHz(±2dB以内)となっている。

電源は内蔵のリチウムイオン充電池と外部のDC 5V。内蔵バッテリーでの動作時間は約10時間だ。

ケースはアルミ製で、本体サイズはW88×D139×H33mm。質量は約390gだ。製品には、ポータブルDACやプレーヤーと接続するためのHiFC製ステレオミニフォーンケーブル1本が付属している。