映画『バイロケーション』の初日舞台あいさつが18日、都内で行なれ、キャストの千賀健永(Kis-My-Ft2)、高田翔(ジャニーズJr.)、豊原功輔、酒井若菜、浅利陽介、滝藤賢一と安里麻里監督が出席した。

映画『バイロケーション』の初日舞台あいさつに出席した酒井若菜、滝藤賢一、安里麻里監督(右から)

法条遥の同名小説を実写化した同作は、もう1人の自分=バイロケーションに命を狙われるサスペンス・ホラー作品。覚えのない容疑で警察に連行された桐村忍(水川あさみ)は、刑事の加納(滝藤)からバイロケーションの存在について聞かされる。バイロケーションに悩む人々が集う会で、忍は御手洗(千賀)や加賀(高田)らに出会うが、凶暴化していくバイロケーションに追い詰められていく――というストーリーで、映画はエンディングが異なる"表"(全国公開中)と"裏"(2月1日~)の2作品を公開。

主演の水川は体調不良のため欠席だったが、謎の高校生を演じた高田は「個性豊かな方ばかりで楽しく撮影できた。千賀くんもあさみちゃんもAB型だから気が合いました」と振り返り、映画初出演の千賀は、オリジナルとバイロケーションの2役を演じ、「自分に対してイライラすることが多いから、自分を殴っているところを見てスカッとした」と満足げ。2人は同作を通じて、プライベートでも仲良くなったそうだが、千賀が「後輩がいるからちゃんとやらなきゃと。役者としては高田くんの方が先輩なので、テクニックを教わった」と明かすと、高田は「そうそう」と自慢げな笑みを浮かべて、会場の笑いを誘っていた。

また、女性客の歓声に「久しぶりの黄色い歓声」とニヤける豊原が、「完成披露で千賀くんが僕のことを『怖い』とか言ってて。風評は止めてください」と釘を刺すと、千賀は「滝藤さんのせいです」とオロオロ。「10年前くらいはもっと怖かった。本当に怖かった」と滝藤に畳み掛けられた豊原は、「撮影中は誰もご飯に誘ってくれなかった」と寂しげな表情を浮かべた。最後は、もし自分のバイロケーションがいたら?という話題になり、「バイロケに仕事をしてもらう」(高田)、「協力プレイをしたい」(豊原)などと盛り上がる中、頬がゲッソリした滝藤は「減量が相当キツイからバイロケにやってもらいたい。腹が減りすぎて頭が回らない……」と本音を漏らしていた。

また、体調不良で舞台あいさつを欠席した水川は、「大切な日に出席することができず、大変申し訳ありません。"裏"の時にお会いできれば」と謝罪し、「心の闇や隠れた願望について考えさせられる作品。謎解きを楽しんで欲しい」とメッセージを寄せた。