和歌山の酒造最大手の中野BCは2月2日、「にほん酒BAR~日本酒を楽しむ会~」を開催する。
約1万坪の酒蔵を開放し、日本酒約20種を飲み比べ
同イベントは、約1万坪の酒蔵全体を一般開放し、新米で醸造した搾りたての新酒など、同社の日本酒約20種を1杯100円で飲み比べできるというもの。目玉は、最高級の酒造好適米「山田錦」(兵庫産)で仕込んだ「紀伊国屋文左衛門」の大吟醸酒を、この日のために、もろみを少し残して搾る「ささにごり酒」となる。
「ささにごり酒」は、「にごり酒」より"もろみ"の滓(かす)を少なくしたもの。今年の新酒は例年より酒米の甘みが強く仕上がっており、「にごり酒」にすると甘すぎるため、ほどよい甘味を楽しんでもらえるよう、杜氏が滓の量を調整する。熱や加水処理をしない搾りたてのため、原酒のフレッシュな香りと、新酒ならではの濃厚さも合わせて楽しめるという。
そのほか、国内外で受賞歴多数のブランド「紀伊国屋文左衛門」の大吟醸酒、吟醸酒、純米酒ほか、看板商品「長久」の各種酒など、同社の3つのブランド約20種をすべて、1杯100円で飲み比べできる。
当日は敷地内に、地元の料理店などが屋台形式で出店し、寿司や焼き鳥、バームクーヘンなど約20店の各種料理を有料で販売。また梅ジュースや甘酒などのソフトドリンクも提供するほか、和太鼓のコンサート、陶芸教室(有料)や無料で参加できる餅つき大会、輪投げゲームなども実施する。お酒の苦手な人や子供も、お祭り気分で楽しめるという。
開催日時は、2月2日 10時~16時(最終受付15時)。入退場自由・人数制限なし。会場は、中野BC社 敷地内(和歌山県海南市藤白758-45)。料金は、500円(入場料・1ドリンク・中野BCロゴ入りお猪口引換券付き)。未成年は無料。2杯目からは100円、おつまみ有料となる。