日本通信販売協会が運営する「ジャドマ通販研究所」はこのほど、「お取り寄せに関する消費者実態調査」の結果を公表した。同調査は、過去1年以内にインターネット通信販売を利用したことがある全国の15歳~69歳の男女を対象にインターネットリサーチで実施。1,000人の有効サンプルを得た。
お取り寄せ感動経験率では「魚介類」が健闘
何らかの商品をインターネット通信販売で「お取り寄せ」したことがある人は、約6割(57.3%)という結果になった。年代別に見てみると、年代が上がるごとに経験率は高くなっており、40代、50代では73.1%、60代では74.1%だった。「お取り寄せ」は、人生に余裕が出てくる年代の楽しみにもなっていることがうかがえる結果となった。
「お取り寄せ」経験のある人に、商品を聞いたところ、1位は「洋菓子・スイーツ」(47.3%)。以下、2位に「コーヒー・茶・ジュース」(25.8%)、3位に「エビ・カニ」(25.3%)が続いた。"ティータイムのお供"から"贅沢なグルメ"まで、幅広く利用されていることがうかがえた。
各商品に対して「お取り寄せをして良かった、感動した」と回答した割合が最も高かったのは、「エビ・カニ」(51.0%)。経験率は3位だが、感動経験率では1位となった。2位の「明太子・たらこ・いくら」も、経験率は9位だった。これらの結果から、魚介類で感動する商品に出会える人が多いようだとしている。
「お取り寄せ」経験者のうち、何らかのトラブルを経験したことのある人の割合は7.5%だった。自由回答によるトラブルの内容としては、「不良品」「想像との差異」「配達の際の手違い」が目立った。