どんな方法で映画やドラマを見ていますか?

年も明けて、寒い日が続きますね。あまり外出したくないという人も多いと思いますが、休日に、ずっと家にいるということは、逆にまとまった時間のとれる機会ということ。大好きな映画やドラマをまとめ見しようと計画している人も多いはず。

そんな皆さんに向けて、マイナビニュースでは、読者がどんな方法で映画やドラマを視聴しているのか、300名へのアンケートでその実態を探ってみました。

「動画配信」派が「ケーブルテレビ」派を上回る

最初の質問は、「家で映画やドラマなどの映像コンテンツを、主にどのような方法で楽しんでいますか?」というものです。

一番多かったのが「レンタル店で借りる」の134人、全体の44.7%に当たります。長い歴史があり、人々の暮らしの中に定着したサービスなだけに、最も身近な存在のようです。

「見ない」(69人・23.0%)という人を除けば、「インターネット動画配信サービス(dビデオ、Huluなど)」の27人(9.0%)、次いで「ケーブルテレビ等の有料放送(WOWOW、j-com)」の24人(8.0%)、さらに「DVDを購入」の19人(6.3%)の順でした。

注目すべきは、それなりに古い歴史を持つ「ケーブルテレビ」派を、比較的新しい「動画配信」派が数的に上回っていることです。「ケーブルテレビ」は毎日数多くの映画・ドラマを放送していますが、私たちはその番組の中から視聴作品を選ぶしかなく、「いま見たい!」特定の作品を視聴するわけにいきません。そこが支持の少ない理由でしょうか。

やはり、「いま見たいのはコレ!」と特定の作品を選ぶことができるのは、「レンタル」か「動画配信」。アンケート結果は、この2つが家庭で映画・ドラマを楽しむうえでの2大サービスとなっている実態を教えてくれたわけです。

では、「レンタル」派と「動画配信」派のガチンコの言い分。それぞれの主張を聞いてみることにしましょう。まずは「レンタル」派から。

「レンタル店が近所にあるから」(27歳女性/ソフトウェア/技術職)
「安いし身近だから」(22歳女性/情報・IT/技術職)
「自分の見たい作品を選べる」(23歳男性/人材派遣・人材紹介/技術職)

ほかにも、「習慣」「夫が店に借りに行くのが好き」などの声もありましたが、大半は「近くにある」「安い」「作品を選べる」ということに支持の理由が集中しています。

一方、「動画配信」派の支持理由はおよそ次のような声に代表されました。

「店に行く手間が省ける」(34歳男性/情報・IT/技術職)
「気軽に見れる」(25歳女性/情報・IT/事務系専門職)
「見たいときに見れる」(37歳女性/小売店/販売職・サービス系)
「定額で見放題だから」(35歳男性/運輸・倉庫/技術職)

また、「家の近くのレンタル店は品揃えが薄い」(25歳女性/商社・卸)、「借りに行くのが面倒」(33歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)といった、「レンタル」の短所をあげて「動画配信」を支持する声もありました。

VODサービスのメリットって?

数の上では、まだ「レンタル」に及ばない「動画配信」ですが、利用者が急増中なことに間違いはないようです。ならばと、「動画配信」についてさらに深く聞いてみました。

配信サービスを受けている人に「複数の配信サービスに加入していますか?」と尋ねたところ、「はい」と答えた人は33.3%、「いいえ」が66.7%。2つ以上の配信サービス利用者はまだ多くはありません。

アンケートは最後に、「レンタル」派、「有料放送」派、さらには「DVDを購入」派、「見ない」派すべてをひっくるめ、「動画配信サービスのメリットは何だと思いますか?」と尋ねてみました。

すると、現在は「レンタル」派、「有料放送」派の方たちからも、例外なく「動画配信」のメリットを認めるコメント回答が寄せられたのです。

「店に行く必要がない」(34歳男性/情報IT/技術職)
「返済期限を気にしなくてすむ」(34歳男性/学校・教育関係/事務系専門職)

などというのは当然として、

「ネットに繋がってさえいれば、見たいコンテンツを見たいとき場所を選ばず見れる」(25歳女性/商社・卸/事務系専門職)
「好きな端末で見たい時にすぐ見れる」(35歳男性/運輸・倉庫/技術職)

「場所を選ばない」「好きな端末で」というキーフレーズに注目です。この2つはほかのサービスにない、「動画配信」のメリット。テレビでもパソコンでもスマホでも、いつでもどこにいても視聴できるわけで、なにかと時間に追われている私たちには大きな魅力と、みな気がついているのです。

自宅でゆっくり見るもよし、外出先で中途半端な時間ができてしまったときでも、乗り物での移動中でもOK、というわけです。

ただ、中には「面白いコンテンツが少ないサービスもある」(49歳男性/情報IT/技術職)という否定的なイメージも。動画配信の主力であるVOD(ビデオオンデマンド)には古い作品しかラインナップされていないようなイメージがあり、それが誤解の原因なのでしょう。

しかし、例えば「dビデオ powered by BeeTV」のように、オリジナルコンテンツも見放題なサービスもあります。さらに都度の課金でレンタル店と同様、新作だって視聴することができるのです。いってみればVODサービスとレンタルとの"いいとこ取り"と言えそうです。

寒い冬は家でまとめて映画三昧するぞ! と意気込む映画ファンはもちろん、通勤電車やちょっとしたスキマ時間に映画やドラマを見て過ごそうと考えている人にもバッチリ。ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。