千葉県のいすみ鉄道はこのほど、観光急行列車として運行しているキハ52-125について、朱色とクリーム色の「国鉄色」から、朱色の「首都圏色」に塗り替えると発表した。

いすみ鉄道で活躍する「国鉄色」のキハ52-125(2013年2月撮影)

キハ52-125は1965(昭和40)年製の国鉄形ディーゼルカー。いすみ鉄道には2010年に入線し、「国鉄色」に塗装変更。2011年4月から観光急行列車として活躍してきたが、経年により塗装に劣化が見られるとして、再塗装を機に塗色を変更することが決まった。

「国鉄色」での定期運用は2月16日が最後。「首都圏色」での運用開始は3月上旬の予定だという。再塗装の期間中に当たる2月22・23日の急行列車はレールバス(いすみ200型3両編成)での運転となり、指定席なし・急行料金不要とする。いすみ200型は3月末頃に1両の引退が予定されており、定期列車としてはこれが最後の3両編成での運用となる。

「国鉄色」の終了を記念し、記念急行券の発売と記念乗車証の配布も決まった。記念急行券は2月1日から、大多喜駅特設コーナーまたは窓口にて発売。台紙付きのD型硬券で1枚600円。記念乗車証は同じく2月1日から、土休日ダイヤで運転する急行ならびに一部臨時急行(快速および普通列車と急行の普通列車区間は除く)の車内で急行券を検札する際、急行券(急行券付き1日フリー乗車券を含む)1枚につき1枚配布。予定枚数がなくなり次第、配布終了となる。