NTTドコモは1月16日、同社が2013年度内の導入を目指すとしていたTizen OS搭載スマートフォンの提供を、当面見送ることを明らかにした。
TizenはLinuxをベースにした新しいオープンソースOSで、Linux FoundationがOSの開発を行い、Tizen Associationがビジネス化を検討する、というかたちで展開。Tizen Associationには、インテル、サムスン電子、NTTドコモやフランステレコムなどのキャリア、端末メーカーが参加している。
iOS、Androidに続く「第3のOS」として注目されている同OS。日本国内ではNTTドコモがサムスン電子製の端末を2013年度内の提供を目指すとしており、昨年10月末時点では「発売タイミングを見極めている」状態と説明していた。ところが今回、「モバイル市場を取り巻く環境の変化」(同社)を理由に導入を当面見送ると発表。引き続きTizen AssociationのメンバーとしてTizenの普及に向けて取り組んでいくとしている。
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