米Googleは1月15日(現地時間)、iOS向け「Google Play Movies & TV」アプリのiTunes App Storeでの提供を開始した。これにより、iPhoneやiPadユーザーがGoogle Playで購入/レンタルした映画やTVショウのコンテンツを簡単に楽しむことが可能になる。
提供が開始されたアプリそのものはコンテンツの視聴に特化しており、Google Play Storeへの接続やコンテンツの購入は現時点では行えない。Webブラウザ経由でStoreに接続すればいいだけなのだが、アプリそのものの利便性を考えると非常に残念な点だ。同アプリのもう1つの特徴は「Chromecast」への対応で、従来までAndroidデバイスを必要としていたGoogle PlayコンテンツのChromecastへの中継がiOSデバイスでも行えることになり、Chromecastユーザーには使い道が増えるという点で朗報だろう。
なお、Chromecastは現時点で日本では公式販売されていない。設定アプリのダウンロードは可能なものの、米国で入手するか輸入品を購入するかのいずれかの手段しかないのが現状だ。米国では35ドルでの販売が行われており(筆者が先日Best Buyを訪問したときはキャンペーン価格で30ドルだった)、家電量販店で簡単に買えるほか、対応アプリの数も増えて非常に使い勝手がよくなってきている。