親子関係悪化の原因

日本法規情報は2013年12月20日~2014年1月15日にかけて、「親子の介護問題」についてのアンケートを実施した。有効回答件数は1,305人(男性536人 女性769人)。

トラブル悪化の原因は「精神的苦痛」

まず、親子間に何らかのトラブルを抱えていると答えた人を対象に、トラブル悪化の原因について尋ねたところ、最も多い回答は「精神的な苦痛を味わったため」(20%)だった。2位は僅差で「親(若しくは子)と性格が合わない」(19%)、3位は「金銭問題」(18%)、4位は「子供時代のトラウマ」(12%)という結果になった。

上記の設問の回答では、相続・介護問題が深刻化する前に親子の確執があることや、親子関係が希薄化しているケースが多いことが浮き彫りとなった。そこで、将来親の介護は誰がするかと尋ねたところ、「親の介護は自分がする」と回答した人は37%と、半数にも満たないことが明らかとなった。

その他の回答として、「親の介護問題について考えたことはない」(21%)、「親の介護は自分ではしたくない」(12%)、「親が自分で老後を考えているので関係ない」(9%)といった意見が寄せられた。また、「親の介護は他の兄弟がする」など、自分以外の兄弟に任せるという意見も12%見られた。

将来、親の介護は誰がしますか?