早稲田大学は4月から、映画監督の是枝裕和氏が同大学理工学術院教授に就任することを発表した。
「映画・映像」コースでは運営にも
是枝氏が教授をつとめる任期は2014年4月~2019年3月末まで。ヒットメーカープロデューサーとともに映画プロデュースについて学ぶ「プロデューサー特論」を始め、主に基幹理工学部で映画に関係する様々な講義を担当する。
また、グローバルエデュケーションセンター(※)に設置し、発足8年目を迎える全学共通副専攻「映画・映像」コースでは、コーディネーターとして運営にも携わる。全学共通副専攻は所属学部を問わずに全学部生が取り組める制度で、是枝氏を迎えることで更に充実した学びを得ることが期待されている。
是枝氏は今回の大学教授就任について、「映画について包括的な知識や経験があるわけではありませんので、先輩方のお力を借りながらの船出となることをご理解いただければと思います」とコメントしている。
更に、「将来的には映画分野に限ることなく、テレビも含めた広がりを持って映像をとらえ、制作のみならず、しっかりとしたリテラシーを身につけて他分野でも活躍できる人材を育んでいけたらと考えています」と、将来の展望についても語った。
※2014年4月オープン教育センターより名称変更