3月1日公開の実写映画『魔女の宅急便』で、主人公・キキの相棒である黒猫のジジの声を、『けいおん! 』琴吹紬役などで知られる声優・寿美菜子が務めることが16日、明らかになった。同時に、寿演じるジジと、女優・小芝風花演じるキキの実写版2ショットも公開された。
寿は、これまで声優として『けいおん!』(2009年)の琴吹紬役など、さまざまなキャラクターを担当。「『魔女の宅急便』っていう作品はいろんな人が見てきている作品。そのぶん監督たちも悩んでキャスティングしたっておっしゃっていたので、ちゃんと監督の思うジジになれたらいいな」と気合十分の様子で、演じる際には「"男の子"だということ」を意識したのだという。「キキのお父さんになり、おじいちゃんになりと、いろいろなポジションに立つ存在なので、シーンごとにパターンを考えて演じるようにしていました」と声優としての確かな経験をうかがわせた。
キキ役の小芝も「寿さん(ジジ)の声が可愛くて、現場で想像して会話していたジジとピッタリでした」とコメント。「完成を見て、私ジジと会話してる! ってすごく興奮しました。私の声と寿さんの声で、さらに魔女の宅急便の世界を作り上げることができて、本当にうれしいです」と手応えを示した。
同映画は、角野栄子により誕生したアニメ児童文学「魔女の宅急便」の初の実写映画。『呪怨』の清水崇が監督を務め、脚本は『おおかみこどもの雨と雪』の奥寺佐渡子が手がける。主役の小芝風花のほか、尾野真千子、広田亮平、宮沢りえ、筒井道隆、浅野忠信という豪華キャスト陣により描かれる。
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