確たる資料はないものの、「スペース」はもっとも入力される回数が多い文字(キャラクタ)のひとつだ。西欧諸語では、単語を区切るためにスペースは欠かせない。日本語はそれほどではないにせよ、段落の字下げなどで入力する機会がある。
行頭にいくつかの空白を挿入して先頭の文字を右へシフトさせる「インデント」にも、スペースが用いられる。ソフトウェアキーボードにTABキーを持たないiOSデバイスは、そのぶんスペースキーを押す回数が増えてしまいそうだ。
とはいえ、ソフトウェアキーボードの小さなスペースキーを繰り返し押すのはストレスだ。iOSのソフトウェアキーボードは、キーを押し続けて同じ文字を連続入力する「キーリピート」に対応しないため、大量の空白を入力しようとスペースキーを押し続ける、というワザが使えない。10キャラクタぶんの空白を挿入したければ10回スペースキーをタップしなければならないのだ。
そんなときには、指2本でスペースキーをタップしてみよう。2つのスペースがカーソル位置に挿入されるはずだ。垂直方向に構えたiPhoneの場合、成人男性の指では2本が限界だが、水平方向に持ち替えれば3本はイケる。12のスペースを挿入したければ指3本で4回タップする計算だ。
画面が大きいぶんキートップの面積も広いiPadでは、指4本でスペース4つを入力できる。iPad miniで試したところ、両手を使い指5本でスペース5つを入力できることを確認できた。ちょっとした小技だが、TABキーに慣れたユーザにはお勧めだ。
操作手順をカンタン解説
(提供:iPad iPhone Wire) |