富士重工業は15日、米国・デトロイトで開催されている『2014年北米国際自動車ショー』(デトロイトモーターショー : 開催期間13日~26日)において、新型「WRX STI」(米国仕様車)を世界初公開したと発表した。
新型WRX STIは、ベース車である「WRX」に対し、様々なモータースポーツにおいてパワーと信頼性に定評のあるという2.5L水平対向ターボエンジン、剛性を更に向上させた専用サスペンション、マルチモードDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)システム等を搭載。
開発においては、世界各国の様々な走行条件下でテストを実施し、ドイツのニュルブルクリンク・サーキットでは超高速度域における走行試験を重ねたとのこと。これらの過程でボディやシャシー等車両各部の性能向上や融合を図り、スバル最高峰のAWDスポーツパフォーマンスを実現したという。
エンジンは緻密なチューニングにより、305hp/6,000rpmの高出力と290lb.-ft./4,000rpmの高トルクを達成し、トランスミッションは従来型6MTに対し、節度感や吸い込み感を向上している。そのほか、クラストップレベルの優れた危険回避性能や、全方位からの衝突に対しての優れた安全性、衝撃吸収構造の積極的な採用、エンジンルーム側に衝撃吸収部材を設定するなど、高い安全性も実現した。