「椿まつりキャラバン隊」が伊豆大島の魅力を紹介

東京都産業労働局は1月15日より、東京都庁第一庁舎にて「伊豆大島物産展」を開催している。そのオープニングセレモニーでは、昨年台風26号によって甚大な被害が発生した伊豆大島の復興を盛り上げるべく、町長を始め華やかなあんこさんらによる「椿まつりキャラバン隊」がPRを行った。

現在も復旧作業が続く伊豆大島

オープニングセレモニーは、伊豆大島の伝統芸能である「御神火太鼓」の演奏からスタートした。太鼓は伊豆大島にそびえる三原山の噴火を題材にしており、大地の鼓動を表現した乱れ打ちが特徴。スピード感ある掛け合いが会場内に響き渡った。

伝統芸能「御神火太鼓」の“震動”が都庁に響き渡る

大島町長の川島理史氏

甚大な被害をもたらした台風26号より、明日の1月16日で3カ月となるが、伊豆大島では現在も復旧作業が続けられている。大島町長である川島理史氏は、「これからどう立ち直っていくか、私たちは全力で被災された方を支援するとともに、営業の再建を目指してきました。今後も被災された方の想いに応えるためにも、新たな年の幕開けとともに、新たな“観光復興”を掲げていきます」とコメントした。

“観光復興”は「椿まつり」から

伊豆大島の新たな“観光復興”は、1月26日から3月23日まで開催される「椿まつり」で始まる。「椿まつり」の味わいどころは、「椿まつりキャラバン隊」である、ミス大島やミス椿の女王、椿の女王のあんこさんたちが紹介。「あんこ」とは、もともとは目上の女性に対する敬称であり、「お姉さん」がなまったものとされている。

「椿まつり」は今年で59回目を迎える伊豆大島最大のイベントで、台風26号以降、伊豆大島で初めて開催されるイベントでもある。期間中、島には約300万本の椿が花開き、地元の食材を生かした“C級グルメ”の出店や、三原山の見どころを紹介するジオパーク展などが開催される。また、東京と大島をつなぐ東海汽船は同期間中、往復で約6,000円割引になる特別運賃を展開する。

伊豆大島の魅力をぎゅっと詰めた「伊豆大島物産展」は、1月21日まで開催

「伊豆大島物産展」は東京都庁第一庁舎にて、1月21日まで開催している。会場にはあんこさんたちが待ちかまえており、伊豆大島の名産物の販売のみならず、観光情報も発信している。観光復興”を掲げる伊豆大島の魅力を、「椿まつり」の前に感じてみるのもいいだろう。