本田技研工業(ホンダ)はこのほど、水冷・4ストローク・OHC・直列2気筒750ccエンジンを搭載した大型スポーツモデル「NC750X」「NC750S」を1月24日に、「インテグラ」を2月7日に発売すると発表した。
この3車種は、「ニューミッドコンセプト」シリーズとして開発された「NC700X」「NC700S」「インテグラ」の排気量アップを図りながら、燃費性能の向上と装備の充実を実現したモデルとなる。
エンジンは3車種ともに低・中回転域でより力強いトルク特性としながら、元になったモデルの1軸バランサーから2軸バランサーに変更することで、振動の低減を実現。トランスミッションのハイレシオ化を図ることで燃費性能の向上を実現し、「NC750X」「NC750S」はタイプ設定、「インテグラ」に標準装備したデュアル・クラッチ・トランスミッションは、低・中速域の力強さを生かした変速特性に変更するなど、各部の熟成が図られている。
「NC750X」には、新たにメーターに燃費計を採用したほか、マニュアルトランスミッションタイプにもギアポジション表示を採用するなど、装備の充実化を実施。価格は70万1,400~81万4,800円。「NC750S」も、メーターに燃費計や、マニュアルトランスミッションタイプにギアポジション表示を採用するなど、装備の充実化を実施した。価格は64万9,950~76万3,350円。
「インテグラ」ではアルミ製スイングアームを新採用したほか、フロントカウルの形状変更で膝回りにゆとりのあるスペースを確保するなど、車体各部の変更と熟成を図っている。また、スポーティーなストライプを配した「インテグラ S」を、新たにタイプ設定した。価格は、「インテグラ」が87万1,500円、「インテグラ S」が89万2,500円。