JR東日本新潟支社はこのほど、「お客さまの声」にもとづき、車両や駅施設を改善した事例3例を公表した。

E653系車両に設置されたチケットホルダー

越後湯沢駅の床面に新たに設置された乗換え案内ライン

特急「いなほ7・8号」に使用されるE653系車両では、「寝ていたのに車内改札で起こされて不快だった」との声を受け、各席にきっぷを置くためのチケットホルダーを設置。特急「いなほ」「北越」の485系車両では、ドア付近の凍結でドアが開かなくなることを防ぐため、冬季はドアレールにヒーターを入れているが、そのことを知らなかった乗客から、「ドアレールに体の一部が触れた際に熱かったが、注意書きがなかった」との声が寄せられたという。これを受けて、該当する場所に注意書きのステッカーを掲出した。

越後湯沢駅の利用者からは、「8両同士が連結している16両編成の新幹線に乗り換える際、間違えて別の編成に乗ってしまい、指定席を持っていたのに座れなかった」と案内表示の充実を求める声が。従来は構内放送でのみ案内していたが、利用者の声を受けて駅構内の床面に色別の乗換え案内ラインを設置。1~8号車は緑色、9~16号車はオレンジ色のラインとし、色をたどることで間違えずに指定の編成までたどり着けるよう配慮した。