日本銀行は14日、2013年12月の貸出・預金動向(速報)を発表した。それによると、銀行(都銀等、地方銀行、第2地方銀行)の貸出平均残高は前年同月比2.6%増の411兆4,495億円となった。前年を上回るのは26カ月連続。伸び率は前月と比べて0.2ポイント拡大した。

業態別に見ると、大手銀行など都銀等の貸出平均残高は前年同月比2.0%増の201兆272億円、地方銀行は同3.4%増の166兆219億円、第2地方銀行は同2.1%増の44兆4億円となった。

信用金庫の貸出平均残高は前年同月比0.7%増の62兆3,809億円。銀行と信用金庫の貸出平均残高の合計は同2.3%増の473兆8,304億円となった。

外国銀行の貸出平均残高(円貸出)は前年同月比3.8%増の2兆1,651億円だった。

一方、預金(実質預金と譲渡性預金(CD)の合計)の平均残高は、都市銀行、地方銀行、第2地方銀行の合計で前年同月比3.8%増の596兆2,402億円。伸び率は前月比0.2ポイント減と、4カ月ぶりに縮小した。

業態別では、都市銀行が前年同月比3.5%増の294兆894億円、地方銀行が同4.4%増の239兆9,937億円、第2地方銀行が同3.3%増の62兆1,571億円となった。