民間学童保育施設を運営するキッズベースキャンプ、働く女性向けのサイト「ワーキングマザースタイル」を運営するスタイルビズ、ワーキングマザーに仕事の紹介を行うWarisは、3社共同で小学生の子どもを持つワーキングマザー342人を対象に「女性の活用」や「仕事と育児」をテーマにした調査を実施し結果を発表した。調査は2013年12月中旬に行われた。
「待機児童5年でゼロ」87.0%が賛成
安倍政権が掲げる「女性の活用」に向けた直近の政策について聞いてみたところ、「賛成」「どちらかというと賛成」の合計は64.0%となった。「待機児童5年でゼロ」「上場企業で役員に1人は女性を登用」「育休3年間の義務付け」など個別の政策ごとに賛否を聞いた設問では、最も支持が高かったのは「待機児童5年でゼロ」で、「賛成」、「どちらかというと賛成」の合計は87.0%に達した。「上場企業で役員に1人は女性を登用」についても、66.0%が肯定的な見方を示した。一方、「育休3年間の義務付け」においては「反対」「どちらかというと反対」が合計67.0%となり反対派が過半数となった。
38%が「課長・マネージャー」以上の管理職を目指す
仕事を続けている理由を尋ねてみたところ、「仕事にやりがいを感じているから」が54.7%で最多となった。続いて「一度辞めると、現在の仕事や収入、ポジションを維持するのが難しい」(50.7%)で、子育てをする女性ならではの悩みが伺える結果となった。
仕事において目指したいポジションを聞いてみると、「特にこだわらない」(50.0%)が最多となったが、「経営者・役員クラス」(12.0%) 、「上級管理職(部長)クラス」(13.0%) 、「管理職(課長・マネージャー)クラス」(13.0%)を目指す人を合計すると38.0%となり、高い就労意欲を持っているワーキングマザーも多いことがわかった。