別れた後に恋人の長所に改めて気づいた、という理由で、元彼との復縁を望む女性は大勢います。筆者が仕事で恋愛相談を受ける際は、基本的に復縁はお勧めしていませんが、話を聞くと縁を切ったほうがいい男性との復縁を希望する女性も少なくありません。では、どんな特徴を持つ男性が相手だと復縁してはいけないのかを、今回はお伝えします。
■男性側の浮気・狂った金銭感覚・DV・モラハラが別れの原因に至った場合
第三者が見れば復縁しないほうがいいのは明白な特徴で、ダメ男の代表格とも言えます。こういった男性との復縁を望む理由は、彼らは普段、とても優しいから。浮気症の男性であれば浮気発覚時に許したとき、ギャンブル依存症や平気で借金を重ねる狂った金銭感覚の持ち主は、金銭面で助けたとき、DVやモラハラ男はその瞬間以外は優しいと、女性達は口をそろえて言います。
その優しさが上辺だけだと心のどこかでわかっていながらも、現実から目をそらして「私がいなければ彼はダメになってしまう」「彼以上に優しく愛してくれる人はいない」と思い込んでしまうのです。
この手の元彼との復縁を周囲が反対すると、女性は必ずと言っていいほど「でも」と、彼の長所をアピールしようとします。その「でも」は、彼の短所をカバーするつもりでも、実は短所を認めた上での「でも」だと早く気づいてもらいたいものです。
■男性が結婚に煮え切らずに別れたケース
収入等、男性側の条件がいいと戻りたいと願う女性がいますが、女性が近々結婚したい場合は、戻っても時間の無駄です。ただし、男性の腹が決まって復縁→数か月以内に両親へ挨拶という段取りまで持っていくことができれば話は別。
ですが、結婚すること自体、パワーが要るステップなのに、一度別れた相手にその力を使う男性は少数派だと言えます。縁にはタイミングも含まれます。男性が結婚を決意できずに別れたのであれば、それも縁だったと見切りをつけて、新たな出会いを探す勇気も必要なのです。
■仕事を言い訳に逃げる男性
こういったタイプの男性と復縁して結婚するとどうなるか、予測してみましょう。たとえ共働きでも疲れていると言って家のことを何もしない、女性が「私も疲れている」と言うと、「男の自分のほうが仕事は大変だ」と逃げる。嫁姑問題が起こっても、仕事にかこつけて遅く帰ったりする。子供が生まれたら「育児は女の仕事だ」と協力しない……他にも様々な事態が予想されます。
ただし、このタイプの男性は仕事場では評価されていたりするうえに、交際時は「仕事、仕事」と言う姿勢が男らしく見えたりするものです。真の姿を見極める力が必要と言えるでしょう。
上記の3つに加えて、完璧なマザコン男との復縁もNG。復縁したい場合は、信頼できて本音を打ち明け合える友人に、まずは相談してみるのも1つの手です。
著者プロフィール
内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。1200人以上の人物取材の経験で磨かれた鋭い洞察力が武器。事務、販売、接客など数多くの職業を経験後、2004年にフリーライターとして活動開始。多種多様な依頼をこなすうちに人物取材を得意とするようになり、男性誌で約3年以上、恋愛やセックス特集を担当。ライター活動中に取得した心理カウンセラーになるために学ぶ必須項目の心理学と取材データを元に、処女作の「恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80」(講談社)を上梓。心理カウンセラーとしても活動中。「恋愛コラムニスト内埜さくらのブログ」も更新中。