米Googleは9日(現地時間)、同社が展開するSNS「Google+」のプロフィールを通じ、メールを送信したい相手のメールアドレスを知らずとも、相手がGoogle+を設定していればメールを送信できる機能を追加した。Gmailで新規メールを作成する際、Google+を設定している相手の候補が送信欄にサジェスト表示される。

送信先に入力した文字と一致するGoogle+ユーザーの候補が表示される

この機能はデフォルトで「オン」状態となり、初期ではGoogle+の全てのユーザーがメール送信先の対象となる(メールアドレス自体は実際にメールを送らない限り公開されない)。メールアドレスの公開範囲は、Gmailの設定から「Google+のすべてのユーザー」「友だちの友だちサークル」「サークル」「誰にも許可しない」の4段階で設定できる。

公開範囲はGmailの設定から選択できる。公開したくない場合は「誰にも許可しない」を選択

Google+のユーザーからメールを受信した場合、「サークル」のメンバーであれば直接[メイン]カテゴリに入る。サークル外のユーザーからのメールは[ソーシャル]カテゴリに分類される。サークル外のユーザーからのメールに対しては、今後メールを許可するか、ブロックするかの設定が可能。

この機能が適用されるのは、PC版のGmailのみ。2～3日かけてGmailとGoogle+を使用する全ユーザーにロールアウトされる。