三菱電機は1月10日、IHジャー炊飯器「本炭釜」の3.5合炊きタイプ「NJ-SW065」と「備長炭 炭炊釜」の3.5合炊きタイプ「NJ-SE065」を発表した。発売は2月1日。価格はオープンで、推定市場価格は、NJ-SW065が60,000円前後、NJ-SE065が30,000円前後だ。
NJ-SW065は、3.5合炊きの小容量タイプでありながら、米のおいしさを追求したモデル。IH炊飯器の内釜の多くは多層構造が採用されており、そのうちの鉄やステンレスなどの金属層がIHコイルによって発熱する。一方、NJ-SW065で採用されている本炭釜は、厚みのある内釜全体が発熱する構造。沸騰時により大きな泡が発生し、食感の高い炊き上がりを実現する。
一般的な炊飯器では、沸騰した際に噴きこぼれを防ぐために火力を落とす必要がある。それに対してNJ-SW065では、ふきこぼれを回収するカートリッジを搭載。沸騰後も大火力のまま炊飯を続けることが可能だ。カートリッジは放熱板と一体化されており、効率良く蒸気とうまみを分離することができる。
NJ-SE065は、内釜に2層厚釜を採用したモデル。内釜の表面には備長炭コートが施されている。
本体サイズは、いずれもW231×D289×H204mmで、質量は、NJ-SW065が約4.2kg、NJ-SE065が約4.1kgとなっている。最大消費電力は、NJ-SW065が750Wで、NJ-SE065が710W。