三菱UFJニコスは9日、全国の大学を対象に、入学金や授業料などの各種料金をインターネット経由でクレジットカード払いできる仕組みを強化すると発表した。
今回強化するのは、大学の入学金、授業料、受験(検定)料、寄付金、校友会費といった大学マーケットの料金。VisaやMasterCardの加盟店業務を行う三菱UFJニコスが、大学マーケットでの各料金の収納代行やWebサイト(申し込み画面)製作、システム構築を手掛ける収納代行会社と組み、カード決済の効率的な導入を実現する。
これにより、各大学は、入学に関わる事務処理が大幅に軽減されるなどのメリットを得ることができるという。一方、受験生の保護者、在校生および卒業生は、時間や場所を問わず、スマートフォンやPCからインターネット経由で各大学のWebサイトの申し込み画面にアクセスし、VisaやMasterCardのクレジットカード払いの手続きが行えるようになる。
三菱UFJニコスは、既にこの仕組みを93校(2013年12月末現在)に導入しており、大学マーケットは今後も開拓の余地が十分にあると考えているという。また、カード利用者にとっては、ポイント制度の適用が受けられるようになることから、同社はこの分野へのアプローチを加速し、2年後には300校まで拡大を目指すとしている。