『ゼロ・グラビティ』主演のサンドラ・ブロック (C)BANG Media International

日本では2013年12月13日に公開された『ゼロ・グラビティ』が、「英国アカデミー賞」(BAFTA)で作品賞をはじめ、最優秀イギリス映画賞を含む最多11部門へのノミネートを果たしている。

『ゼロ・グラビティ』からは、主演のサンドラ・ブロックが主演女優賞、監督のアルフォンソ・キュアロンは監督賞にそれぞれノミネート。『アメリカン・ハッスル』(2013年)と『それでも夜は明ける』が次いで10部門でのノミネート、さらに『キャプテン・フィリップス』が9部門でのノミネートと続いている。この4作品に『あなたを抱きしめる日まで』を加えた5作品が作品賞授賞の受賞をかけて競うことになる。

また最優秀イギリス映画賞には『ゼロ・グラビティ』のほか、『マンデラ:自由への長い道』『あなたを抱きしめる日まで』『ラッシュ/プライドと友情』『ウォルト・ディズニーの約束』『ザ・セルフィッシュ・ジャイアント』がノミネートしている。

主演男優賞には『アメリカン・ハッスル』のクリスチャン・ベール、『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォー、『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』のブルース・バーン、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のレオナルド・ディカプリオ、『キャプテン・フィリップス』のトム・ハンクス。主演女優賞にはサンドラに加えて、『アメリカン・ハッスル』のエイミー・アダムス、『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェット、『あなたを抱きしめる日まで』ジュディ・デンチ、『ウォルト・ディズニーの約束』のエマ・トンプソンがそれぞれノミネートされている。

そして、助演男優賞には『キャプテン・フィリップス』のバーカッド・アブディ、『ラッシュ/プライドと友情』のダニエル・ブリュール、『アメリカン・ハッスル』のブラッドリー・クーパー、『恋するリベラーチェ』のマット・デイモン、『それでも夜は明ける』のマイケル・ファスベンダーが、助演女優賞には『アメリカン・ハッスル』のジェニファー・ローレンス、『ブルージャスミン』のサリー・ホーキンス、『それでも夜は明ける』のルピタ・ニョンゴ、『ザ・バトラー』のオプラ・ウィンフリー、『8月の家族たち』のジュリア・ロバーツが選ばれた。

監督賞へのノミネートは『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン、『キャプテン・フィリップス』のポール・グリーングラス、『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックィーン、『アメリカン・ハッスル』のデヴィッド・O・ラッセル、そして『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のマーティン・スコセッシとなっている。

授賞式は、2月16日にロンドンのコベント・ガーデンにあるロイヤル・オペラ・ハウスにて開催される予定。

「英国アカデミー賞」(BAFTA)ノミネート

作品賞
『それでも夜は明ける』
『アメリカン・ハッスル』
『キャプテン・フィリップス』
『ゼロ・グラビティ』
『あなたを抱きしめる日まで』

最優秀イギリス映画賞
『ゼロ・グラビティ』
『マンデラ:自由への長い道』
『あなたを抱きしめる日まで』
『ラッシュ/プライドと友情』
『ウォルト・ディズニーの約束』
『ザ・セルフィッシュ・ジャイアント』

主演男優賞
クリスチャン・ベール『アメリカン・ハッスル』
ブルース・バーン『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
レオナルド・ディカプリオ『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
キウェテル・イジョフォー『それでも夜は明ける』
トム・ハンクス『キャプテン・フィリップス』

主演女優賞
エイミー・アダムス『アメリカン・ハッスル』
ケイト・ブランシェット『ブルージャスミン』
サンドラ・ブロック『ゼロ・グラビティ』
ジュディ・デンチ『あなたを抱きしめる日まで』
エマ・トンプソン『ウォルト・ディズニーの約束』

助演男優賞
バーカッド・アブディ『キャプテン・フィリップス』
ダニエル・ブリュール『ラッシュ/プライドと友情』
ブラッドリー・クーパー『アメリカン・ハッスル』
マット・デイモン『恋するリベラーチェ』
マイケル・ファスベンダー『それでも夜は明ける』

助演女優賞
サリー・ホーキンス『ブルージャスミン』
ジェニファー・ローレンス『アメリカン・ハッスル』
ルピタ・ニョンゴ『それでも夜は明ける』
ジュリア・ロバーツ『8月の家族たち』
オプラ・ウィンフリー『ザ・バトラー』

監督賞
アルフォンソ・キュアロン『ゼロ・グラビティ』
ポール・グリーングラス『キャプテン・フィリップス』
スティーヴ・マックィーン『それでも夜は明ける』
デヴィッド・O・ラッセル『アメリカン・ハッスル』
マーティン・スコセッシ『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

(C)BANG Media International