パナソニックは1月9日、フルHD(1,920×1,080ドット)/60p記録対応のデジタルビデオカメラ「HC-W550M」を発表した。発売は1月22日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は70,000円前後。

「HC-V550M」

光学50倍ズームが可能なレンズを搭載し、遠くの被写体を大きく捉えられるデジタルビデオカメラ。超解像処理で画質劣化を抑えたデジタルズームを行える「iAズーム」では、90倍相当のズームが可能となっている。

「HC-X920M」などで採用された「傾き補正」は補正範囲が約2倍となったほか、「切」「ノーマル」「強」の3段階での切り替えが可能となった。ズーム撮影時に生じやすい手ブレに対しては「5軸ハイブリッド手ブレ補正」で対応。

そのほか、IEEE802.11b/g/nのWi-Fi(無線LAN)接続機能を搭載。スマートフォンやタブレット端末からLAN経由でライブビューを確認できるほか、撮影した動画から数コマのベストシーンを切り出した静止画をSNSにアップロードできる「おまかせフォトコラージュ」、「Ustream」を使ったライブ動画配信などを行える。ライブビューのリモート確認やおかませフォトコラージュの利用には、専用アプリ「Panasonic Image App」をスマートフォンやタブレット端末にインストールする必要がある。

主な仕様は次の通り。撮像素子は1/5.8型MOSで、有効画素数は動画撮影時が220万画素(16:9時)、静止画撮影時が167万画素(3:2時)・220万画素(16:9時)・170万画素(4:3)、35mmフィルム換算のレンズの焦点距離は動画撮影時が28~1,740mm(16:9、手ブレ補正スタンダードモード、傾き補正オフ時)、静止画撮影時が33.6~1,714mm(3:2時)・28~1,740mm(16:9時)・34~1,766mm(4:3時)、F値はF1.8~F4.2となっている。

モニターは約46万ドット・3型液晶で、記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードが利用可能なほか、32GBのメモリを内蔵している。記録形式は動画がAVCHD、MP4、静止画がJPEG。

サイズはW53×D121×H59mm(付属バッテリー使用時)、撮影時重量は約277g(同梱バッテリーパック使用時)となっている。