日本空港ビルデングは7日、羽田空港の「国内線旅客取扱施設利用料」を4月から値上げすると発表した。国土交通大臣から同日、料金の変更について認可を受けた。
大人(満12歳以上)1人の料金を現行の170円から290円に、小人(3歳以上12歳未満)1人の料金を現行の80円から140円に、それぞれ値上げする。なお、満3歳未満で小人用航空券を使用する場合は小人料金を適用する。
同社は、旅客利便性および快適性向上を図るため、2013年4月に第2旅客ターミナルビル南ピア3スポット増築部の供用を開始し、さらに2014年3月の国際線増枠に向けて内際乗継施設整備を実施している。これにより、これまで段階的に行ってきた施設の拡充は一段落し、旅客ターミナルビルがほぼ完成するという。
これに伴い、当該施設整備に係る固定的費用の増加分等に加え、従来、航空会社が負担していた変動的費用についても、旅客ターミナルビルが完成することで今後安定化が見込まれる。また、施設に係る便益と費用負担の関係をより明確にするためにも、利用者から徴収することとし、料金を変更したと説明している。