米国ゼネラル・モーターズはこのほど、2013年の米国での販売実績について発表した。販売台数は280万台を達成し、リテール売上高は11%増加。米国の自動車産業が景気後退から脱したことを印象づけた。

米国ゼネラルモーターズが2013年の販売実績を発表

ゼネラル・モーターズの2013年の米国での販売台数は280万台を達成し、リテール(小売)売上高は11%増加、総売上高は2012年に比べて7%増加した。同社の米国販売担当バイス・プレジデントのクルト・マクニール氏は、「2013年は、GMと自動車産業が景気後退の最後の痕跡をバックミラーに追いやった年になりました」と述べ、GMが業績を回復しただけでなく、米国の景気後退が底を打ち、回復に転じたとの見方を示した。

同社にとって2013年は、J.D.パワーの「初期品質調査」で8モデルが好成績を収め、「シボレー コルベット」「シボレー インパラ」「シルバラード1500」などが数々の賞を受賞するなど、販売だけでなく評価も高い年となった。また、ビュイックがヴェラノのセダンとアンコール・スモール・クロスオーバーによって、ブランドとして2006年以来最高の売上を記録するなど、すべてのブランドが好調だった。

一方、2013年12月の単月での販売台数は前年同月比で6%減少した。ただし、2013年第4四半期の売上高で見ると、前年同期比で6%増加しており、好調な販売の勢いは失われていない。同社は今後、「キャデラック ELR」や、シボレーおよびGMCの大型SUVとミッドサイズ・ピックアップなどを市場に投入する。今年の後半には、高速モバイルブロードバンドにおける業界で最大の展開を開始するとしている。