2013年4月に設立されて一部で噂になっていたTwitter創業者らによる新スタートアップ企業が最初の製品を発表して話題になっている。「Jelly」はFacebookやTwitterといったソーシャルネットワークを使うQ&Aサービスだ。質問とともに画像をJellyに投稿すると、SNSを介して回答者が見つかるまで質問が拡散するという仕組みとなっている。
Jellyの概要は製品ローンチを告げる創業者兼CEOのBiz Stone氏の説明ビデオが公式Blogに掲載されているので、それを参照するといいだろう。ふと目に入った風景や物体、画像について疑問に思うことがあるだろう。これを写真に撮影したり画像ごとJellyにアップロードし、不明なものを丸で囲って強調したり、説明文をつけて投稿しておくと、ソーシャルネットワークを介してつながっている他の友人Jellyユーザーがその質問を受けることができる。知っていることであればそのまま回答するも良し、わからなければ友人のソーシャルネットワークを使ってさらに"友達の友達"に質問を拡散することができる。
最初の質問はJellyに投稿されるが、このように拡散された質問はFacebookやTwitterにも投稿として出現するようになり、より多くのユーザーの目に付くようになる。真だと思う回答が得られたならば、質問者はその結果をJelly以外のFacebookやTwitterにも投稿することができる。JellyのユーザーアカウントはFacebookかTwitterアカウントを使ってログインする形となるため、これらサービスのソーシャルネットワークをそのまま活用することを意味する。
現在、iOS版とAndroid版のクライアントが配布されており、興味あるユーザーは当該ページにアクセスしてみるといいだろう。
JellyのCEOとなったBiz Stone氏は3人いるTwitter創業者の1人として知られており、過去数年間はTwitterを離れ投資家メンバーの1人として活動していた。またJelly創業者兼CTOのBen Finkel氏は、2010年にTwitterに買収された質問サービス「Fluther」の創業者兼CEOであり、今回はFluther時代のノウハウと新しいアイデアを組み合わせてJelly創業に参画したとみられる。Jellyとは「クラゲ」の意味だが、FlutherもJellyもクラゲをイメージしたキャラクターがトレードマークとなっており、同じ系譜のサービスであることがわかる。
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