新年明けましておめでとうございます。このページをスマートフォンで読んでいらっしゃる方も多いかと思いますが、年が明けて最初に目にしたのは、スマホの画面ではありませんでしたか。やはり、年末年始も常に手の届く所に置いてありましたよね。今年もまた、一日の何分の一かの時間をスマホの画面をにらむために費やすことになるのでしょう。
そんな状況を変える可能性があるとすれば、今年にも発売が噂されている「Google Glass」かもしれません。YouTubeに動画が公開されたり、年末年始にはテレビ番組でも紹介され、実際に動作している様子が我々にもだいぶイメージできるようになってきました。
通常の視界にスクリーンを重ねて表示する状態になるので、手元の端末をじっとのぞき込むことなく様々な操作が可能。現在公開されている情報で確認する限り、写真や動画の撮影や生中継、メールの送受信、検索、ナビゲーションなど、スマホでよく使われるような機能を搭載しています。それを、端末を手にすることなく、音声や目のまばたきで操作できるのが特徴です。現在はアプリやサービスの開発者向けに限定して提供するプログラムが実施されており、一般発売に向けて日夜様々なアイデアが試されているのでしょう。
Google Glassはスマホではありません。3G、4Gのデータ通信にも非対応で、ネット接続にはWi-Fiが必要。Bluetoothは搭載しているので、スマホ経由のテザリングは可能です。しかし、使い方としてはスマートフォンでやっているようなことをハンズフリーでARにした感じと言えそうです。通話機能がなく、手に持たないのがハード的な大きな違いで、使う目的は似たようなもの。だとしたら、独自に機能を載せて革新のデバイスとして売り出すよりも、カメラと通信機能を備えたスマホの外付けディスプレイとして使われたほうが普及しやすいのではないでしょうか。AndroidやiOSがOSレベルでGoogle Glassへのモニター出力をサポートし、Google Glassでスマホの画面を見られるようになったら、モバイルゲームしながらでも視界をスマホに占領されずに済むわけです。歩きスマホの問題も解消です。