JVCケンウッドは1月7日、AVナビゲーションシステム「彩速ナビ」の新モデル「MDV-Z701」「MDV-Z701W」を発表した。いずれも2DINタイプで、MDV-Z701はノーマル幅、MDV-Z701Wはトヨタ・ダイハツ車のワイドコンソールに対応したモデルだ。発売は1月中旬で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は130,000円前後。

「MDV-Z701W」

2モデルともに付属のUSB Wi-Fiアダプターにより、スマートフォンとの連携機能が強化されているナビ。DMS(デジタルメディアサーバー)機器とのワイヤレス接続により、音楽や動画の再生を行うことが可能だ。また、Wi-Fiテザリング機能により、「KENWOOD Drive Info.」の機能を利用可能。開通予定道路情報やオービスデータなどのダウンロードにも対応している。

Wi-Fi以外にも周辺機器と接続するための多彩なインタフェースを装備。映像機器からの入力のためのHDMI端子は、MHLにも対応する。また、USBポートとSDメモリーカードスロット(SD/SDHC/SDXCメモリーカード対応)も装備。SDメモリーカードと内蔵メモリには、音楽CDからの4倍速での録音が可能だ。

テレビチューナーはフルセグの地デジとワンセグに対応しており、4アンテナで安定した受信を実現している。光学メディアはDVDとCDに対応する。

ナビ部分では、インクリメントP社の最新版の地図を採用。同地図には日本全国を網羅した140万箇所の傾斜データが含まれており、車の傾きを検知する「高測3Dジャイロ2」と連携することで、高精度な測位を実現している。準天頂衛星「みちびき」のデータも利用可能だ。

画面は高精彩・高輝度な「プレミアム・ファインビュー・モニター」で7V型のWVGA(800×480ドット)。エンジンは、デュアルコアCPUを採用した「ジェットレスポンスエンジンIII」で、高速なスクロールや画面の切り替え、スマートフォンのような操作性を実現している。